街角 マチコ

ロシア生まれの電子楽器、“テルミン”の演奏家。 国際的怪電波ユニット“ザ・ぷー”という音楽ユニットで活動する傍ら、テルミン教室“テルミン大学”を主宰。 現在60名ほどの生徒にテルミンを教えている。 ライブではたくさんの人に、教室ではひとりひとりにテルミンという楽器の魅力を伝えるべく奮闘中。 NHKで放映されたサカナクションの音楽番組「シュガー&シュガー」でテルミンを担当。 PV「テルミン・テルミン」⇒ https://www.youtube.com/watch?v=q68rViaWvSU

もしも音が見えたら? 街角マチコの”マチコラム” 第4回

可愛い相棒

テルミンの仲間で、“マトリョミン”という楽器があります。

見た目は完全にマトリョーシカなのですが、パカっと開けると、中から出てくるのはひと回り小さいマトリョーシカではなく、電子回路。

 

これがテルミンになっているという、とってもかわいい楽器なんです!

先日、このマトリョミン教室の演奏発表会をしました。

こんな風に、椅子に座って、楽器を手に持って演奏します。

テルミンと同じで、鍵盤やフレットなど、触れるものは何もありません。

自分の動作の再現性と、耳だけが頼りです。修練あるのみ!

何の楽器でもそうだと思いますが、人前で演奏となると、教室のレッスンよりも断然緊張するわけです。

でも、目標に向かって練習するのは、とても張り合いがあり、終わったときの達成感も格別です。

大緊張の本番を終え、ホッとする生徒さんたち。マトリョミンの写真を撮りまくります。笑

マトリョミン全員集合

演奏者のみならず、マトリョミンの集合写真も!マトリョーシカの絵柄もいろいろです。

ご自分で絵付けされたものもあるんです。

皆さん、お疲れ様でした~

可愛いけれども、美しいメロディを奏でるには修練が必要です。

先ほども少し触れましたが、鍵盤やフレットなど、手に触れる、目に見える基準が何もありません。

実際の演奏はこんな感じです。

 

楽器から発せられる電磁波に、かざした手の面積と距離で音程が決まります。

もしも音が見えたら?電磁波が見えたら?

2月のザ・ぷー 第一回演劇公演「PU PU LAND」では、そんな試みを取り入れています。

目に見ないものを可視化するデジタルアートで空間演出するという試みです。

先日打ち合わせに行ってきました。

劇場の壁面に何かを投影します!

本番まであと3週間。試行錯誤しながら稽古は進んでいきます。

どうぞご期待ください!

ザ・ぷー 第一回演劇公演「PU PU LAND」(プ プ ランド)

2/22〜24@五反田アトリエヘリコプター