はじめまして!
生まれも育ちも新潟県「鉛筆彫刻人」のシロイと申します。
今回からBREWにてブログを書かせていただくこととなりました。どうぞよろしくお願いします!
名前の通り「鉛筆彫刻」をしている「人」です。初回は鉛筆彫刻について、そして私と鉛筆彫刻の出会いについてご紹介していこうと思います。
■鉛筆といえば?書く?描く?それとも…?
さて、あなたは「鉛筆彫刻」というワードの触れたことがあるでしょうか?
「知ってるよ」という方、ありがとうございます!
「知らないよ」という方、どうぞ覚えていただけると嬉しいです。
では鉛筆彫刻とは何ぞや?という方にご説明したいと思いますが実際に見ていただいた方が早いでしょう。
いかがでしょうか?
ご覧の通り【鉛筆の芯を彫刻してアートにしたもの】
これが鉛筆彫刻です。
鉛筆の芯を使って「書く」でも「描く」でもない「彫る」。この鉛筆を使った第3の表現方法、それが鉛筆彫刻なのです。日本で制作する人も少なくまだまだ小さなジャンルですね。
キッカケ-雷に打たれるような衝撃-
そもそも何故私が鉛筆で書くことも描くこともせず彫るを選んだのか。そのキッカケは偶然であり超王道でした。それは…
「テレビで見たから」
よく聞くパターンですよね?ありきたりですみません。ですがそんなよく聞くありきたりでもその出会いはまさに衝撃的でした。
「頭上に雷が落ちたような」他の言い方ですと「ハンマーで思いっきり殴られるような」
これもよく聞く例えですがこれら表現が非常にしっくりきます。もしかしたら皆さんの中にも、人生のターニングポイントとして同じような経験をした方もいるのではないでしょうか?
では偶然見た鉛筆彫刻のいったいどこに衝撃を受けたかというと…
「文字を書くもの自体で文字を伝える」
「アートを生み出すもの自身がアートになる」
という鉛筆本来の目的を鉛筆自らで表現してしまうという常識はずれなアイディア。そして鉛筆の芯という誰もが折ったことのある脆いものなのに折れずしてそれを作り出す職人的技術力。今でもその衝撃は頭にこびり付いて離れません。
強烈な衝撃は人を突き動かす
テレビを見た後、私はその日のうちに家にある鉛筆を探し出し、カッターやナイフを引っ張り出し行動を起こしました。
今冷静に思うとこの時の行動は普段の私の性格上、とても奇妙なのです。と言いますと私の性格は「何をするにも慎重派」「石橋を叩く」「ガツガツいかない内向性」とあまり思いっ立ったが吉日で行動を起こすような人間ではないのです。
そして鉛筆彫刻を始める上でとてつもないハードルがありました。
・そもそもどうやって作るのかわからない
・そもそも彫刻の技術や美術センスがない
どうでしょう?なかなか絶望的ですよね。
私は学生時代に最も嫌いな教科が「美術」と「体育」でした。絵を描かせたらいわゆる逆の意味で言われる「画伯」レベル。美術の科目がある日は美術室に行く足取りが重いくらい大嫌いでした。
そんな地図もない、能力もセンスもない状態にも関わらず私にあるまじき即行動を起こさせたのは他でもないこの強烈な衝撃でした。先に上げた雷に打たれるような衝撃。それにはあらゆる心理的ハードルを下げる、いやなぎ倒してでも進もうとするとんでもない力を秘めているのです。
その衝撃のままに制作した記念すべき第1作目がこちらです。
最も簡単そうな形状であるアルファベット「L」と「E」を組み合わせた「LEE」。Lができて喜んで折角だからとジーンズやカレーにちなんでEを追加して作った作品です。今見ると…なかなかに酷い出来ではありますね。
ですがこの1本があったからこそ今の私がある。そして中途半端な衝撃では生まれなかった1本でしょう。
衝撃の出会いから5年
この衝撃の出会いから5年が過ぎました。その中で1年ほど鉛筆彫刻から離れた期間がありますので実質4年は鉛筆を彫り続けています。
活動としましてはTwitterやInstagramでの作品投稿がメインでしたがここ最近、このSNSをキッカケに作品制作や展示依頼、テレビ出演などをさせていただくようになりました。
ですが鉛筆彫刻としての腕はまだまだ未熟。だからこそ「もっともっと上手くなりたい」これが私が鉛筆彫刻を続ける1つの原動力となっています。
これからブログでは私が衝撃のままに行動を起こし、独学で鉛筆彫刻と向き合ってきて感じた「こと・もの」について書いていきたいと思います。
どうぞよろしくお願いします!
これまで制作してきました鉛筆彫刻作品を見たい方はご自由に鉛筆彫刻人シロイのSNSに遊びに来てくださいね。
【Twitter】→https://twitter.com/shiroi003
【Instagram】→https://www.instagram.com/shiroi8/