SHINGO KURONO

1985年生まれ。2006年フランスへ渡りデザインを学ぶ。帰国後国内のデザイン事務所で経験を積み、2015年独立、デザインプロジェクト humar.(ユーモア) に参加。プロダクト、グラフィック、WEBデザインなどジャンルレスにデザイン活動をしている。作る側とそれを使う側の新しいコミュニケーションを模索するTHE HOTEL LINKSや、お茶ブランドTheThéを運営。 http://www.shingokurono.com http://humar.co http://www.thehotellinks.co http://the2.co

だれでもできる時代

誰でもポケットからスマホをだして、ボタンを押して、画面をタッチするだけで写真がとれる時代になった。

もう少し手を伸ばせば、アプリに月額7000円くらい払えば、誰でもポスターが作れるし、もう少しがんばればTシャツだってすぐに作れる。

そのうちに、スマホひとつで(というかスマホもじきに進化していくんだろう。)だれでもなんでも作れるようになる。

たくさんの人がもの作りにふれることが出来るというのもいいことだと思うし、実際それに恩恵をうけているところもあるけれど。

あの人字がきれいだよね、というのは誰でもわかるし、隣の席の右から2人めかわいいよねとか、テラスのあの人超イケメンじゃない、とかいうのも誰でもわかる。好き嫌いの好みは多少あっても。

字がきれいとか、美人だとかとかそういうニュアンスであのデザインいいよね、かわいいよね。ということが言われることがあるべきだ思うし、それで残っていくものを作っていけるようになりたい。