Tomoaki Murano

村野 友明 / Tomoaki Murano インテリアアドバイザー / 1979年千葉県生まれ。専修大学商学部卒業後、個人投資向け営業会社に入社。大塚家具へ転職し個人、法人のインテリア提案、家具設計業務に付帯。その後デザイン注文住宅設計事務所フリーダムアーキテクツデザインに入社。不動産及びファイナンスのコンサルタントとして従事した後、オンラインでのインテリア相談・コーディネートサービス「HelloInterior」を共同創業。富裕層・著名人顧客を多数持ち、オンライン・オフライン合わせて3,500件を超えるインテリア相談・コーディネートを対応。Instagramを中心にインテリアにまつわる情報を発信している。ミッションは「インテリア業界をアップデートする」。インテリア、建築、サーフィン、ゴルフ、音楽をこよなく愛する。バンタンデザイン研究所空間デザイン科卒業。

ダイエットを考える。消費のメカニズムについて

こんにちは!村野です。
本題に入る前に…少しだけ…
ダイエットをしたいと思っている人の中で、
何度も失敗した人
長い間、自分の思いに反した体型で、それをコンプレックスに思っている人
そんな人に伝えたいこと。
僕は太れる人は、太れない人よりボディデザインはしやすいと思っています。もちろん、病気などで痩せられないなど、そういう方には申し訳ないお話ですが。
僕の元部下で、たまに一緒にジムにいく仲間がいます。
彼は彼なりに一生懸命体づくりをしようと、食事や運動をやっています。
でも、太れない。
気をぬくと、すぐにまた痩せてしまう。
知っている限り、偏食でもないし、三食普通に食べている。
これは体質による影響が強いのかも知れません。
本人は、真剣に太りたいと思っています。
太れないから、食べる。でも、太れない。
太るのは難しいのです。
また先に書きますが、自分の身体を分析することにおいて、ご興味のある方は一度病院で遺伝子検査を試してみるといいと思います。
少し費用はかかりますが、身体に合った食品や体質など細かくデータを出してくれます。僕もこれをやってから、少し食事やトレーニングのやり方を変えて結果が出ています。
詳しくはまたの機会にお話しします。
話を戻します。
太れる人は、生きていくためにエネルギーとして必要なら脂肪を身体に蓄えられる、
生存本能の高い
(←言葉の使い方が正しいかわかりませんが、意味が伝われば幸いです)
体質なのです。
食べても蓄積されず、排泄されてしまうのであれば、身体を作るにも作る要素が足りないのです。
だから、
太れる人こそ
 
ボディデザインがしやすいのです。
もう一つ!
健康であれば今から始めてもボディデザインはできると思います。
私は痩せられない!
と、悲観している人にお伝えしたい。

太れるのは人として大事な生存能力の一つ

 僕の知っている人で、60歳になる前にリウマチになり、手術をしなければ歩行不能という辛い思いをした方がいます。
その方は、若い頃は全く太れず本当に痩せっぽちでした。
でも、二度の出産を終えてから、太りやすくなってしまいました。
それも災いし、身体に負担が掛かり、リウマチ悪化に拍車を掛けてしまうことに。
当然医者には、痩せることを命じられました。
彼女は、自分の身体の負担を減らすために、必死に食事制限をし、身体を絞りました。
しかし、
彼女には痩せるために必要な最大のことが掛けていたのです。
それは、
運動できる健康な身体です。
どんなに必死に食事制限をしたところで、思うように体が動かせない、60歳の女性という現実で満足のいくボディデザインをすることは難しかったのです。
歩きたくても、脚が動かない。
こうなると、ホントに大変です。
結果的に必死の食事制限である程度は痩せたのですが、お世辞にも健康的とはいえないものでした。
今は三度の手術をし、少しは運動ができるようになったので、負担のない程度のボディデザインをしています。
これを読んでいる方で、健康な身体を持っていて、
痩せられない…
と悲観している方。
悲観しないでください。
痩せられないのは、あなたが努力をしないからではありません。
自分にあった正しい手法を知らないだけなのです。
ストイックに食事制限をし、ハードにトレーニング出来る環境と精神のある人と、
そんな時間もなく、食事制限もトレーニングもできない人と、色んな方がいます。
何もストイックになれないからダメなんて事ではありません。
結果的に、

『自分の理想の健康的なボディデザイン』

ができればいいわけです。
自分にはできないから…
そう思うことが一番のマイナスです。
できることをやりましょう。
できなくなる前に、やってみましょう!
さて、
やっと本題に入りましょう!
前置きが長すぎた!!
いつもより、長すぎた!!
前回は、摂取と消費の話から、カロリーコントロールの話に触れました。
今回は、

ダイエット=健康的な身体づくり

において、絶対に知っておきたいカラダのメカニズムの話から、
第二の分析の話へステップアップしていきます!
余計な脂肪…
落としたいですよね。
では、その脂肪の基礎となる『脂質』
って、どれ位の運動で消費されるかを知ってますか?
消費のメカニズムですね。
脂質は1gで9kcalのエネルギーを持ちます。
タンパク質と糖は1gで4kcalと言われているので、
約2倍以上!
のエネルギーになります。
つまり、逆にいうと…
9kcalで、たった1gしか落ちない!
という事なのです。
例えば、2kgの脂肪を落としたいとします。
そうすると、
2kg=2,000g
ですから、
2,000g×9kcal=18,000kcal
となるわけです。
※正確には、脂肪に含まれる水分量を計算し、約20%変わるのですが、ここは分かりやすくするために割愛します。
さて、
18,000kcalって、どれだけの運動量なんだろ?
以下、参考値です。

水泳編

クロールを1時間泳いでみる。
男性約1,200kcal前後
女性約1,000kcal前後
と、いうことは…
男性の場合は
15時間!
女性の場合は
18時間!
2日に一回、スイミングをしたとして、一ヶ月続ける必要がありますね。
僕には無理です。
気分を変えて!
違う運動を選びましょう!
負担のかからないのがいいかな。
歩いてみましょう!

ウオーキング編

少しだけ早歩きを1時間してみる。
男性約300kcal
女性約300kcal
ウオーキングは、あまり男女差がないようですね。
この時点で…
計算したくないですね。
60時間…
少しだけ早く歩いた場合の時速を5km/hだとします。
300km!
僕は横浜在住なので、金沢まで歩かなきゃならないのです!
無理すぎる…
恐ろしいので、もうやめましょう。
これをみて、
やっぱり無理!
って思いましたよね…
僕も書いていて、ゲンナリしてきました。
さて。
気分も落ちてきたところで、
ここからが大事なことです!
運動だけで脂肪を落とすのは大変です。
食事だけで脂肪を落とすのも大変です。
大事なのは、バランスです。
そして、いかに効率よく、摂取するか
そして、いかに効率よく、消費するか
体格や性別など、個人差はあります。
それなら、その身体にあった活動をすればいいのです。
ここからが、分析になるのです。
長くなりました。
今回はここまで。
次回は、具体的な分析と実際に取り組んでもらいたいダイエット手法のお話をいたします。