こんにちは。
発酵文化研究所です。
夏休み。
何か、記憶に残ることを・・・
と、旅行もとても楽しみなことですが、
身近な「食」でも楽しんでいただけたらなと考えています。
以前、朝ごはんを食べないという子に理由を聞くと、
「めんどくさい」と返ってきたことがあり衝撃を受けました。
そこで今回は、食に関心を持てる方法と、
子どもの苦手な野菜の克服方法をご紹介させていただきます。
①「お腹を満たすだけ」になってませんか?
かくいう私がそうでした。
何も考えず、お腹がが空いたら何かを食べる。
不規則かつ不摂生。
そんな生活が普通で、当時の上司に呆れられていました。
当然のことですが、
決して健康と言える状態ではありませんでした。
そうした経験から、できるだけ子どもの時から、
食べることに関心を持ち、
楽しんでいただきたいと考えるようになりました。
なぜなら「食べる」ということは身体だけではなく、
心や脳にも影響を与えるからです。
②私のおすすめ「わくわくランチ」
用意していただく食材や総菜は手作りでなくても大丈夫です。
全てを手作りしようと思うと、今度は大人が楽しめません。
無理のない範囲で、
できるだけ色々な食材を用意することがポイントです。
それらは和洋折衷でも問題ありません。
そして、それをご飯と一緒に海苔で巻いてみたり、
パンに乗せたり巻いたり、サンドイッチにしてみたり。
どの食材や惣菜を一緒に食べると・・・
おいしいのか、おいしくないのか。
見た目はどうなのか。
僕のおすすめ、私のおすすめはどの組み合わせなのか。
などなど、無限に組み合わせは可能ですし、
それに伴って、話題も尽きることがありません。
子どもたちが特に大喜びするのは、
絶対に合わなさそうな食材がマッチしたときです。
そう!
「未知との遭遇」「発見」を楽しんでいるのです。
こうした経験から「食べる=楽しい」という感覚を持ち、
柔軟な思考で、さらに想像を膨らませたりと、
食への関心を高めることにつながります。
そして、こうした思考は、
アイデア力や発想転換力、共感力にもつながっていくのです。
本当に?と思われるかもしれませんが、
これがお手伝いにもつながるのですからステキな連鎖ですよね。
こうした「食育」は「知育」ともいえます(*^-^*)
③苦手な野菜の克服方法
子どもの舌は敏感です。
これは、生まれ持った本能によるものです。
その本能により、苦みや酸味を敏感に感じ、
これは危険な食べ物ではないかと判断してしまうのです。
そこで、もし子どもたちに嫌いな食べ物がある場合、
どうして嫌いなのか、その印象を聞いてあげてください。
「苦い」「辛い」「酸っぱい」と表現できれば完璧。
もし「まずい」「おいしくない」ときた場合は、
どのように「まずい」のか、単語を使って、
「苦いから?」「酸っぱいから?」と聞いてあげることでイメージしやすくなります。
今回は、どの時代の子どもにも人気の低いピーマンを例に、
苦手な野菜の克服方法をお伝えします。
ピーマンは苦みや香り、独特の歯ごたえが不人気の理由として多く上がります。
そこで無理してピーマンを使うのではなくパプリカを使います。
ピーマン=パプリカではありませんが、
ピーマンも熟せば黄色やオレンジ、赤になりますし、
肉厚で熟したパプリカは、加熱するととても甘くなるので、
子どもたちへのピーマンの導入には最適だと考えています。
特に肉詰めにしたり、ピラフとチーズを入れて焼くだけで、
見た目にも、かわいいので喜ばれます。
クッキーの抜型を利用するのもおすすめです。
ピーマンは「緑」だと思っているので、
赤いと油断して食べてくれるのもポイントです。
そして、少しでも食べることができたら、
必ず言ってあげてください。
「すごい!ピーマンの仲間食べられたね♪」と。
食べた本人も「そうだったの?食べられた!」と自信になります。
こうした小さな成功体験が、嫌いな食べ物を減らします。
難しく考えず、楽しんでいただると嬉しいなと思います。