年を追うごとに、年中行事が増えていっているなと、ふと気づきます。
「バレンタイン」は言わずもがな、「ハロウィン」ももうすっかり定着したし、「七草がゆ」もスーパーに材料セットが並ぶ景色が、珍しいものではなくなりましたね。
「節分に恵方巻を食べる」という習慣も、いつの間にやら、クリスマスのケーキと同じく予約告知のチラシが知らせる風物詩のように受け入れられているようです。
広島出身の私は、そんな習慣を知ることもなく育ちましたが、全国的に売られるようになってから関西出身者に聞くと、本当に小さなころから行っているれっきとした年中行事のようです。
(疑ってかかって申し訳ない)
恵方巻の由来は諸説あるようですが、ルールとしては、
・七福神にちなんで7種の具
・包丁で切らない
・その年の恵方を向く
・黙って食べる
あたりのよう。
晩酌にお米を食べない私は、寿司種ってほぼつまみじゃない?ならば、つまみを手巻きしてもいいんじゃない?との連想から、わがままに解釈してみました。
そして、恵方巻ルールは1巻き目だけで勘弁してもらうことに。
広がる、もとい、広げるわがまま解釈。
■手巻きつまみ
【具材-魚介系-】
海苔で巻くので、やはり具材には魚介系のものを用意したくなります。
・刺身切り落とし
=小さく切られているものが多く、盛るだけなので便利。魚種別に並べると、お得な切り落とし感が軽減。まぐろとサーモンは、入っていた方が嬉しい
・しめ鯖
・明太子
・アンチョビ=刻んで盛る
寿司っぽさから、“つまみっぽさ”のわき道に迷い込んでいる様子がありありと。
【具材-その他-】
軸となる魚介に合わせるもの、その他に海苔で巻いてつまみになりそうなものをラインナップ。
・クレソン
・しそ
・アボカド
・塩辛
・ツナ
・キムチ
・クリームチーズ
・ザーサイ
・コンビーフ
・油揚げ=両面焼いて、細く切る
脳裏には、子どもがよろこぶ回転ずしの変わり種メニューがよぎっています。
(危うく、水煮コーンに手を出すところだった)
【調味料】
具材を眺めながら、合いそうなものをちまちまと用意します。
・しょうゆ
・マヨネーズ
・みそ
・豆板醤
・柚子胡椒
・納豆(これは具材だな)
マヨネーズ+豆板醤、みそ+柚子胡椒など、調味料同士を合わせて味が変えられるところが、バリエーション豊かに楽しむポイント。
そんなこんなで、晩酌節分パーティの準備が整った次第です。
ほぼ並べただけだけど、なんとなくイベントごはんっぽい。
そういえば、過去には、こんな「独自解釈節分ごはん」を作ったことがあったのを思い出しました。
→オイルサーディン=鰯、アーモンド=豆、ディル=柊と同じトゲトゲ緑じゃん、というこじつけで乗り切る節分。
— さなえごはん (@sanae_foodgeek) February 3, 2022
こじつけ、ひどい。
わが身に潜む、わがまま解釈癖よ。
今回も、アンチョビ=鰯・納豆/味噌/しょうゆ=豆・大葉=トゲトゲ緑、と、こじつけているのですけどね。
ともあれ、まずは7種を(無理やり)巻き、恵方を向いて黙って食べてみることとします。
今年の恵方は南南東だそうですよ。
皆さまもよい節分を!