先日、「0歳からのコンサート」という初めての体験がありました。
何度かワークショップなどをしているシーナアキコさんにお誘いいただいて、練馬区の区民会館で2人で演奏してきました。0歳の子たち、可愛かった!
「0歳からのコンサート」とは?
0歳~乳幼児の親子を対象としたコンサート。コンサートといっても、並べられた椅子に座るのではなく、床に敷いたマットの上であちこち移動したりもしながら、のんびり過ごすといった感じです。
泣いてもOK!叫んでもOK!
ずいぶん前ですが、そんなコンサートに私自身も行ったことがありました。
国際フォーラムの大きなホールにオーケストラの音と赤ちゃんの泣き声、叫び声、笑い声、おしゃべりなどなどが共存するという、なかなか貴重な体験でした。
泣くと、赤ちゃんを抱きかかえて慌てて廊下へ出るお父さん、お母さん。
そんな光景をよく目にしますが、「ここは泣いても叫んでもOK!」と開演前の注意事項で司会の方が言ってくれるのです。
泣き出したらそこで中断かも・・・という、いつものハラハラ、ソワソワ、100%集中して楽しめない状態からしばし脱出することができるステキな時間。いつもよりも、自分自身に気持ちを向けることが出来る貴重な時間だったことを思い出しました。
そんな時間を過ごしていただけたでしょうか。
テルミン以外の楽器も
今回は、テルミン以外の楽器をいくつか担当しました。普段生業としていない楽器を弾くことの心もとなさといったら!
今回のコンサートで地味にチャレンジだったところでした。笑
シーナさんは、マリンバ、トイピアノ、ループステーションにガラクタ楽器いろいろ。
私はテルミンのほか、リコーダー、ハンドベル等々。いやー、リコーダーなんて20年ぶりくらいに吹きました。まずは、運指のおさらいから。
誰しも小学生から体験しているリコーダー、いやはや、奥が深いです……。
吹いていると、楽器に息を吹き入れるということを普段鍛錬していないという現実に打ちのめされます。笑
でも、終わりよければすべてよし。とっても楽しかったです。
テルミンが“珍しい楽器”じゃなくなったらいいな
演奏する際には、テルミンって楽器、知ってますか?という話から始まることが多いんですが、10年、20年経ったときに今よりも珍しい楽器じゃなくなったらいいな。という思いがずっとあります。
地域の施設や、幼稚園、学校などで演奏する機会を積極的に増やしていくという“草の根運動”をやっていきたいな、などと考えていたら、思い出したことがありました。
学校の予算でテルミンを買ったけど、使い方がわからないからと呼んでくださった小学校があったのです!
廊下に展示されたテルミンは、今もあるかしら?
この写真に写っている子たちも、もう高校生か大学生になっているでしょう。
またどこかでお会いできますように!