今年もやってきました、梅雨の季節。
ずっとおうちに籠っていられるなら、雨音をショパンになぞらえたりしてご機嫌に過ごせるけれど(伝わる?)、
そんな訳にもいかないですからね。
続く蒸し暑さや湿度の高さの憂さを晴らすべく、酸味と辛味を楽しめて”つるん”と食べやすい一品を作ってみました。
■酸辣湯にゅうめん
・材料(1人分)
そうめん 1束(50g)
長ねぎ(白いところ) 8㎝(20g)*玉葱でも
しめじ 40g
鶏むね肉 80g
卵 1個
ごま油 適量
塩 適量
片栗粉 5g
酒 大さじ1(15g)
黒酢 5g~お好みで *米酢でも
ラー油 適量
水 300ml
◀Let’s cook!
①しめじの石づきを切り落としてほぐす。長ねぎは斜め薄切りにする。
鶏むね肉は、繊維を断つように薄くそぎ切りしてから細切りにし、塩と片栗粉をまぶしておく。
②ごま油をひいたフライパンを中火にかけ、しめじと長ねぎ、塩を入れて炒める。
しんなりつやっとしてきたら鶏むね肉を加え、半分ほど色が変わったら酒を入れる。
沸いたら水を注ぎ入れて煮る。
③とろみが出てきたら塩と黒酢で調味して沸かし、溶いた卵を細く流し入れる。
卵が固まったら、火を止める。
④そうめんを袋の表示通りに茹でてざるに上げ、流水でぬめりがなくなるまで洗う。
ざるに押しつけてしっかりと水気を切って、器に盛る。
*熱々で食べたい方は、水気を切ったそうめんをスープに入れて、ひと煮立ちさせてください。
⑤そうめんにスープをかけ、辣油を回しかける。
*とろみがゆるめのレシピです。
しっかりとろみをつけたい方は、溶き卵を入れる前に水溶き片栗粉を加えて沸かしてください。
*お好みで酢を足しながら食べるのもおすすめ。
私は、途中で調味用の黒酢と同量を足していただきました。
*ラー油は、S&Bの「四川風辣油」を激押し。
花椒の香りがしっかり感じられて、おうち中華を本格中華の雰囲気にしてくれるお気に入りです。
酸辣湯を作る5つの要素
私の酸辣湯の構成要素は、出汁・酸味・卵・ラー油・とろみの5つ。
本来のものには多量のこしょうが入るようなのですが、
酸味と辛味を楽しみたいのでそれ以外の刺激を加えないよう、
入れないレシピで作り続けています。
要素さえ揃えばいいので、出汁用の食材としてトマトを入れたり、
酸味を梅干しにして作ったこともあります。
具もお好きなものをご自由に。
(出汁が出やすい食材を1つは加えてくださいね。→出汁食材のお話はこちら)
酸辣湯への衝動が強すぎて、会社のお昼休みにも食べたい!と
市販のフリーズドライ卵スープ・酢・ラー油を自席の引き出しに忍ばせていた時期もありました。
その名も「ミニマム酸辣湯」。
食いしん坊の食い意地、ここに極まれり。
ミニマムと言えど、結構「酸辣湯」になるので、ご興味がある方は、こちらもぜひ一度お試しあれ。