いつも、ありがとうございます。
発酵文化研究所です。
今回は旬を迎える「柿」について。
一言で柿といっても種類や産地など様々。
そのまま食べるのも美味しいですが、
干し柿にしたり料理に使ったり、
色々とアレンジしながら楽しんでいただける果物です。
日本人にとって、とても身近な果物ですが、
期待される効果を知ると、
日常に取り入れないのはもったいないと気付くはずです(*^-^*)
①柿の栄養成分と期待される効果
柿の生産量日本一とされる和歌山県で産まれ育った私。
子供の頃、旬になるとおやつやデザートなど、
柿ばかりが続くことも多く、
大人になってから柿を食べなくなっていた時期もありました。
ですが、食育や腸の勉強をする中で、
柿の優れた栄養成分と効果を知ったことで一変。
旬になると毎日のように好んで柿を食べるようになりました。
それ以来、風邪はもちろんですが、
インフルエンザやコロナにもかかったことがありません。
そんな柿の栄養成分は、ビタミンCはもちろんのこと、
カロテン、カリウム、タンニン、食物繊維が含まれています。
これからの季節に気になる風邪の予防はもちろん、
高血圧や癌予防、むくみや便秘の解消にも効果的と言われています。
加えてとても嬉しいのが、アルコール分解作用もあること。
最後に、柿を使った「酒のアテ」もご紹介していますので、
二日酔い予防に、ぜひお試しください。
とはいえ、飲み過ぎはいけません。
ご注意ください♬
②家庭でも作れる干し柿作りの注意点
市販の干し柿が、いつでも楽しめるようになりましたが、
私が子供の頃は、たくさんの柿を剥いて、
竹に刺して、紐でつるして・・・
干し柿作りを手伝い、
できあがるのを楽しみに待っていました。
自然が生みだすお菓子といった感じで、
こっそりかじってみると、とても渋かった生柿が、
濃厚な甘さに変わることを不思議に思いつつも、
とても楽しみな冬の行事でした。
そんな干し柿。
とても簡単に作ることができます。
渋柿ではなく甘い柿でもできるので、
たくさんあって消費できない時にもおすすめです。
色々なところから、作り方は出ていますが、
共通するのは、当然ながら皮をむいて干すということ。
単純に、これだけのはずですが、
マンションの室内などで作る時にはカビ対策として、
熱湯での煮沸やアルコール消毒が必要です。
また、干す環境も大切。
カビを防ぐため、気温は10℃以下、
1週間から10日程度は雨の降らない時がおすすめです。
干すのは手間だなという場合は、
カットして冷凍保存したり、ジャムにしておくと、
手軽に飽きずに続けられるので、お試しください。
③柿と楽しむ酒の”アテ” レシピ
先にも書かせていただきましたが、
柿に含まれるタンニンはアルコール分解作用が期待できます。
それならば、お酒と一緒にいただけば、
と、始めたのが、「柿と楽しむ酒のアテ」です。
とても簡単でおいしいので、ぜひお試しください。
◆柿と生ハムのサラダ
【材料】
・柿・・・お好みの量
・生ハム・・・3~5枚
・セロリ・・・少量
※セロリ意外にカイワレ大根や玉ねぎ、三つ葉などもおすすめ
・ナッツ類・・・少々
・お好みのドレッシング・・・大匙1
※ドレッシングがなければポン酢でも
【作り方】
1、柿とセロリを一口大にカット
2、生ハムを5cm巾程度にカット
3、ナッツ類を包丁で細かくカット
4、ボウルに1~3を入れ、お好みのドレッシングと和える
5、器に盛り、ナッツを散らして完成
生ハムの塩味やナッツの食感など、
とてもシンプルなのに複雑な味わいを楽しんでいただけます。
この他にも、おすすめなのが、
・柿とチーズ
干し柿でも生柿でもチーズと合わせることで、
おしゃれなアテの完成です。
おすすめのチーズはカマンベールチーズ、クリームチーズ、ブルーチーズ。
黒胡椒やイタリアンパセリを少しパラパラと散らすのも。
・柿のベーコン巻き
熟し過ぎていない柿を、
ベーコンや豚バラ肉で巻いてソテーし、
塩胡椒で味を整えるだけ。
一緒に、スライスチーズを巻くのもおすすめです。
こうして、酒のアテとして取り入れることで、
より毎日、美容と健康に良い柿が続けやすくなります。
最初はクセの無いチーズと併せて。
そこから、お好みで色々と試しながら、
ご自身のアレンジを発見してみていただければと思います♪