さなえごはん

いつものごはんにひとつまみのときめきを。 お料理を、作ったり考えたり伝えたり届けたり。 アルコールの優先順位高めで生きてます。                    ◆Twitter http://twitter.com/sanae_foodgeek ◆Instagram http://Instagram.com/sanaegohan

おうちで楽しむバレンタインに。”ハッシュドビーフ”ならぬ”ハッシュドチキン”

2月に入ると、やはり気になってくるバレンタイン。

スイーツ勢の方々におかれましては、気になるどころではない戦いがあるのだろうなとお察しいたします。
が、万年スイーツビギナーな私にとっては、「何かおいしいものでも食べようかな」というきっかけ的なイベントでして。

そんな私みたいな方はもちろん戦うスイーツ勢の方も、バレンタイン映画でも観ながら、用意したスイーツとちょっといつもよりごちそうめいた料理をおうちで楽しむのって、寒くて長い2月の夜にはよいイベントでは?と、こんな料理のご提案。

(「2月といえばまず節分!」という方には、こんな過去記事もあるのでご参照くださいませ)
節分は、恵方巻がわりの「手巻きつまみ」で呑む。

 

■ハッシュドチキン

 

・材料(1人分)

鶏もも肉 1枚(300g)
玉ねぎ 100g
マッシュルーム 50g

バター 10g
薄力粉 10g

【A】
赤ワイン 70g
ケチャップ 40g
ウスターソース 25g

水 300g

 

◀Let’s cook!

①玉ねぎとマッシュルームを薄切りに、鶏もも肉を小さめのひと口大に切る。
鶏もも肉には、塩少々(分量外)を振っておく。

②フライパンに玉ねぎとマッシュルームを入れ、オリーブオイルと塩それぞれ少々(分量外)を加えて中火を着ける。炒まる音がしてきたら弱火にして、くたくたになるまで炒める。

③鶏もも肉を加えてさらに炒め、表面の色が変わったらバターを加える。半分ほど溶けたところで、薄力粉を入れて炒める。粉っぽさが無くなったら、【A】を加えて全体になじむように混ぜて、水を加える。

④中火にして沸かした後に弱火にし、40分ほど煮込む。必要なら塩で調味して仕上げる。
好みで、パセリや生クリームをトッピングしても。

 

牛肉で作る「ハッシュドビーフ」のチキンバージョン。
牛肉や豚肉だと煮込むことで硬くなりやすいけれど、鶏もも肉だとその心配が少なくてすみます。
また、他の肉類より出汁が出やすいため、素材の旨みだけで味を作ることができるのも嬉しいポイント。

ごはんではなくマッシュポテトと合わせると、ビストロっぽくてごちそう感が増すような気がして好きです。
私がマッシュポテトを作る時には、牛乳or生クリーム、バター、シュレッドチーズ、ナツメグを入れることが多いです。特にナツメグは欠かさずに。

このスパイスが入ると風味に幅が生まれて、「なんでだろう、ずっと食べられるこれ…」みたいな感じになると思っているのですが、おいしいと感じる適量があるので味見しながら少しずつ加えてみてください。

合わせた副菜は、カルダモン苺のカプレーゼ
混ぜるだけの簡単レシピだけど、季節感があり見た目もはなやかで、苺の時期になると作る料理です。
太字にリンクも貼っているので、ご参考まで。

***

ごちそう感はあるけど意外に気軽に作れる、自分でも「これ、使える」と思えるレシピができて満足。
マッシュポテトではなく、買ってきたおいしいバゲットに変えればもっとお気楽だし。

おうちバレンタインを企画されている方の参考になれば嬉しいです。