東京に来てから、神保町という街がずっと気になっている。
たくさんの専門的な古本屋が立ち並ぶ街だ。
自分の住んでいる地域とは少し離れた場所にあり、いつか住んでみたい気もしているけれど、なかなか踏み出せない。
文学的な、昔の東京の文化みたいなものをそこに感じている。
その割にスポーツ用品店も多い。
そしてそこにはカレー屋さんも多くあり、本を読みながら食べるのに最も適した食事はカレーライスという理由にもなぜか惹かれる。
今日は打ち合わせで神保町に行き、カメラマンのマサさんのオススメのカレー屋、カリーハウス「エチオピア」(カリーハウスという言い方が実にうまそうだ)で、オススメの鶏と豆のカレーを食べ(辛さは3倍)、そのあとに喫茶店に行った。
神保町のカレー屋でランチをして、純喫茶でコーヒーを飲む、完璧な神保町での時間の使い方だ。
もう少し時間があれば、そのあとに古本屋を巡って、気に入った写真集を何冊か買い、もう一度喫茶店に戻りそれを眺める、ということもしたかった。
年季の入った純喫茶には、意外に僕たちのほかには大学生くらいの若い子ばかりだった。
曜日と時間の関係もあるだろうけど。
喫茶店、いいなぁ。
Shingo Kurono