今日僕は旅に出た。
それはまずシカゴに降り立ち、スペインのバルセロナに渡り、チェコを最終地点とするものだった。
目的地に到着するまでの光景がなまなましく描写され、道に咲く花や、木々たちは紛れもなく生きていたし、そこに使われた石材たちも生きていた。
そこにある生活の後、窓についたハンドルや、洗面台の水栓金具に、生きているということを感じた。
神は細部に宿っていた。
ずっと気になっていた「Mies van der Rohe / Photographs by Yoshihiko Ueda」を買った。
Amazonでずっと売り切れになっていたのが、急に在庫が復活したので迷わずプライムしてしまった。
1ページめから、ミースの設計した建築に向かっていくその風景に、ぞくぞくした。
それがずっと続いていく。
まさにぞくぞくとぞくぞくした。
素晴らしい写真集です。
Shingo Kurono