Yuka Koishi

イラストレーター、キャンプコーディネイター。 焚き火とお酒とカレー好き。 著書に「そうだ、キャンプ行こう!」(スタンダーズ)、「カメラ、はじめます!」(サンクチュアリ出版)、「日本酒語辞典」(誠文堂新光社) がある。

静かに楽しむ「湖畔キャンプ」に取り入れたいもの

 

キャンプで一番好きなロケーションは”湖畔”だ。

海や川よりも、静かで、

最近では、ただぼんやりと過ごすキャンプにはもっとも相性がいいのかもと感じている。

もちろんカヤックやSUPを持っていって、アクティビティを楽しむのもいい。

比較的安全に楽しめるのも魅力的だ。

関東に偏るが、好きな湖畔キャンプ場は

・野尻湖キャンプ場(長野)

・西湖周辺のキャンプ場(山梨)

・四尾連湖キャンプ場(山梨)

・田貫湖キャンプ場(静岡県)

・猪苗代湖キャンプ場(福島県)

 

なんかが、とても好きでよく行ってしまう。

あとは北海道。北海道は夏シーズンこそキャンパーが多いが、

春や秋シーズンにはぐっとそれが減り、

静かに湖畔でキャンプができる。

湖が多く、どこに行ってもその魅力があってたまらない。

毎年のように、キャンプをしに北海道に行っている。

湖畔キャンプに取り入れたいのは「サウナ」

 

今年の夏、はじめてフィンランドにキャンプをしに行った。

フィンランドは、道を曲がればサウナにあたると言われているほど

サウナが日常に溶け込んでいる。

日本のお風呂のように、サウナがある家も珍しくないそう。

また、「森と湖の国」とも言われていて、

国土の2/3が森であり、湖が1000個以上ある。

 

そんなフィンランドのオートキャンプ場には、

当たり前のように「貸切サウナ」や「公衆サウナ」があるのだ。

 

この写真も、とあるキャンプ場の貸切サウナ。

この目の前に、湖や川が広がる。

サウナで温めた体をそのまま、天然の湖で冷やすのだ。

 

あまりにも天国すぎる、その風景と遊び方。

日本に帰るのが心から惜しかった海外キャンプははじめてだった。

 

 

 

しかしフィンランドでの湖畔キャンプは、

北海道での春の湖畔キャンプにどことなく似ていることもある。

そして、日本のお風呂文化と近く、

日本もまた森が深く、水がきれいな国でもある。

 

「あの、幸せな遊びを日本にも」

 

最近は、「テントサウナ」という簡易的に外でサウナが体験できる

テントも輸入されだし、

静かなブームを生んでいる。

 

サウナとキャンプの相性のよさを、いろんな日本人に感じてもらえる日は

いつか来るのだろうか。

そしてその日がきたとき、もっと人はキャンプ場に訪れてくれるように違いないと思うのだ。

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こいし ゆうか

イラストレーター、キャンプコーディネイター。 焚き火とお酒とカレー好き。
著書に「そうだ、キャンプ行こう!」(スタンダーズ)、「カメラ、はじめます!」(サンクチュアリ出版)、「日本酒語辞典」(誠文堂新光社) がある。
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