内記 渓人

ダイエットやトレーニングについて初心者向けにイラストで解説するパーソナルトレーナーです! 恵比寿を拠点に、オフライン・オンライン問わず活動しております!

ダイエットに挫折した時の立ち直り方

「今回のダイエットは比較的続いたのに、挫折してしまった、、」

誰でも1度はこのような経験をしたことがあるのではないでしょうか?

今回の記事では、ダイエットに挫折した際、再びリスタートするための考え方、すべき行動についてパーソナルトレーナーの内記が解説させていただきます。

 

ダイエット失敗直後の考え方

 

ダイエットに挫折してしまった直後は自分に対する信頼と自信を喪失してしまう方が多いです。

また、ほとんどの方がこれまで頑張ってきた努力が無駄になってしまったと感じ、無力感に苛まれます。

確かに、これまで自分が積み重ねてきた努力を自分自身が裏切ってしまったショックは大きいはずですが、自暴自棄になって暴飲暴食に走るのは危険です。

ギャンブルで負け分を取り戻そうとし、負債が膨れ上がってしまう人がいるように、ダイエットも一度自暴自棄になってキレぐいをしてしまうと取り返しがつかないことになってしまいます。

一度は経験する、切れ食い

ダイエットに失敗している時点で、一度は切れ食いをしているはずです。

ですが基本的に一度のキレ食いくらいで人は太りません。

かなり食が太い方でも1日に5000〜10000kcalも摂取すれば胃袋に限界が来るはずです。

そして仮に10000kcal切れ食いしたとしても脂肪は1.5キロ程度しか増えないため、2週間もダイエット食を続ければ元に戻るはずです。(そもそも余剰カロリーは5000kcalほどで限界を迎える方が大半だと思います。その場合脂肪は増えても0.7キロ程度です)

切れ食いをした翌日に体重を測ると2〜4キロほど増えていることがありますが、それは一時的な浮腫や、胃腸内に便として排出されていない消化物が大量に存在していることが主な原因です。

大抵2〜3日もすれば、排泄によって体重は正常な値に戻ります。

切れ食いでどれくらいのカロリーを摂取したか

しかし、そうとは知らず体重が数キロ増えたショックでさらなる過食をしてしまう方は少なくないので、もし心に余裕があれば切れ食いで何キロかロリー摂取したか計算してみましょう。(およそ余剰カロリーが3500kcalにつき0.5キロほど脂肪が増えると言われております。)


例)1日の消費カロリーが1800kcalの人が切れ食いで4500kcal食べた場合

4500-1800=2700kcal(脂肪に換算すると0.3キロ程度)

※切れ食いしたメニューのカロリーを正確に計算するのは難しいので、大まかな数値で大丈夫です

 

ダイエットの挫折で怖いのは、1度の切れ食いではなく、心が折れて無力感から暴飲暴食を何日も続けてしまうことです。

1日の切れ食いが5000kcalでも、これが1週間続けば35000kcalになり、こうなってしまうと体重も数キロ増えてしまうので立て直しには時間がかかってしまいます。

 

リスタートの計画を立てる

 

また切れ食いをしてしまうようなダイエットは、計画を変えずにリスタートしてしまうと、大抵1〜2週間で再び失敗してしまいます。

 

食への執着には大きな個人差がありますが、少なくとも一度失敗したプランは、あなたの食欲コントロールのキャパシティを超えているのでもう少し緩やかな設定にするべきです。

よく切れ食いによる体重増加を取り戻そうと、食事制限を厳しくしてリスタートする方がいますが、成功した例を見たことがありません。

数値だけを見れれば、ダイエット失敗直後はカロリーを抑えて失敗分を取り戻すべきという考え方もわかりますが、人間はロボットではないのでそううまくいきません。

 

むしろダイエット失敗直後は、自信の喪失、無力感からメンタルがズタズタに木津ついているので、過酷な食事制限に耐えることは、通常時より難しいです。

焦る気持ちはとてもわかるのですが、ここは強い心で1時的な体重増加を受け入れ、現実的に継続できそうなダイエットプランを立て直しましょう。

 

1ヶ月に1キロ痩せるだけでも1年経てば12キロ痩せることができます。

そして月に1キロ落とす程度であれば、運動習慣を身につけるか、油物、間食を控えるだけでも十分達成可能です。

 

また、食事制限が苦手なタイプの方は、運動量を増やす戦略を取るのが良いかもしれません。

もちろん運動量を増やすと、その分お腹もすきやすくなりますが、食事制限のみのダイエットに比べるとたくさん食べられるので、食事を楽しむことができます。

 

失敗を振り返り、成功確率を上げる

 

ダイエットに失敗してしまった時はひとまず切れ食いでどれくらい食べたかを計算しましょう。

そしてリスタートに必要なプランを立てることができれば、1回目のダイエットより成功する確率が上がってきます。