手作りの国産テルミン
TAK Theremin Labで新沼氏が製造されていた「e-winds」というオリジナルのテルミンがあるのです。
三角柱の筐体がなんともオシャレ。
東日本大震災で工房が津波に流されてしまい、回路図も残されていないそうなのですが、ホイッスルのような、よく通る美しい音色のテルミンです。
この「e-winds」をテルミン大学の生徒さんが譲り受けたということで、皆で集まって試奏する会をしよう!ということになりました。
コレクションはしないけれど、一度は弾いてみたい!そんな同志たちが集まって心ゆくまで試奏する、とっても有意義な時間を過ごすことが出来ました。
普段との差異を感じ取るため、普段演奏している曲を弾いてみたり、ノイズ対策について、ああでもないこうでもないと話し合ってみたり。
元テルミン大学の生徒さんも久しぶりに遊びに来てくれて、10人弱でお互いの近況などおしゃべりに花を咲かせたのでした。
その頃山手通りの向かい側では…
この日は代官山のヒルサイドテラスの一室をお借りしての開催だったのですが、
その頃山手通りを挟んだ向かい側、代官山蔦屋書店では、デコトラが展示されているという情報をキャッチ!
なんでも、デコトラを長年撮り続けて来た写真家さんの写真集が発売され、その写真展と連動して、デコトラが2台、蔦屋書店の屋外スペースに展示されているというのです。
そんな目と鼻の先に、いまデコトラが停まっているというのなら!これは見に行くしかない。笑
こちらが店内の写真展。
デコトラ。静かにその存在感を放っています。
なぜこの過剰さに心惹かれるのか。そんなことを考えながら、デコトラの周りをぐるぐると3周くらいして、細かなディテールを確認。こだわりが詰まりまくっています。
そして、この日は17時から、このデコトラが、エンジンをかけて点灯するというイベントがあるそうなのです。
蔦屋書店に到着したのは16時くらいでしたが、この機会を逃したらデコトラの点灯なんていつ見られるかわかりません。迷わず待つことに。
この日は雨になったり雪になったりしていたので、点灯の時間が前後するかも、とのことで、屋外に出たり、店内をウロウロしたり、ソワソワと時間を過ごしていました。すると、どうやら同じく点灯を待ってソワソワしている人がたくさんいるらしいことがだんだん判ってきました。
点灯を待ちながら、なぜかダブルピース。
そして、17時が近づくにつれ、ソワソワしている人たちのソワソワがMAXに。ついに店内にまでエンジン音が鳴り響いたのです。
エンジンがかかり、徐々に点灯していきます。
そして、雪の中皆に見守られ、デコトラがついに全点灯!
趣の異なるもう1台もご覧ください。
世界に一つだけのMYデコトラと、オリジナルのテルミンにどことなく共通項を感じたのは私だけでしょうか?
テルミンもカスタマイズ!
現在、私のテルミンのオリジナル筐体を作ってくれた家具職人・須藤生さんがクラウドファンディングをしています。(2024年2月末まで)
リターンはオリジナル筐体や、テルミンのカスタマイズ。
テルミン関連だけではなく、木製のスマホスタンドや一輪挿しというリターンも。この連載をお読みくださっている、テルミンに興味をお持ちのみなさまは、ぜひともご一読ください!