照井 翔登

秋田県横手市出身。ファンドレイザー・コミュニケーションデザイナー。株式会社CAMPFIREの地域連携推進チーム統括。株式会社NOWMO共同創業者取締役COO兼CDO。CAMPFIREグループ横断で地域経済にインパクトを与える仕組みを構築。地域・教育・金融分野を中心にソーシャルセクターやスタートアップに参画。発言は個人責任です。

佐俣アンリさんの #熱投 を読んで挑戦の気持ちを再確認した

#熱投

ここ最近スタートアップ界隈を中心に多くの投稿がされているこのハッシュタグ。
ベンチャーキャピタルANRIの代表、佐俣アンリさんが書かれた『僕は君の「熱」に投資しよう〜ベンチャーキャピタリストが挑発する7日間の特別講義〜』を表すハッシュタグです。

ダイヤモンド社からの出版になるので、もし良ければこちらから。
https://www.diamond.co.jp/book/9784478108703.html

独立系シードラウンドを支援しているVCとして有名なANRIさんで、私もよく知っていましたが、改めてアンリさんの今までのお話や起業家の物語などを読むことができ、本当に感化されました。
そしてつい先日、出版記念イベントにも参加させていただきました。

この本を読んでよかったな、人生変わるなと思ったので綴っておきます。

ANRI:https://anri.vc/

事業に投資よりも起業家に投資

基本的にはベンチャーキャピタルさんであったり、事業会社さんの中の投資部門などは成長性のある「事業」に投資し、IPOないしはEXITするタイミングでの投資利益を回収するのが基本的だと思います。
事業として投資を行うので至極正論ですし、素晴らしいことだと思います。

しかし、今回アンリさんの本に出てくる「事業に投資したのではなく起業家としてのチームに投資した」という事例のお話を読んで、なんて美しいんだと感動しました。

詳しくはぜひ本を読んでいただければと思うのですが、つまりは事業内容についての選択肢はいくらでもあるが、その事業を誰がやるのか、そもそもの挑戦を誰がしているのか、アンリさんはその誰かを重要視して投資されたということだと思います。

起業家にとって、自分の原体験からあったらいいなを生み出したり、頭をひねって考え出した事業やサービスは我が子のようなものです。
愛を持って生み出し、育てていきます。

しかし、その事業やサービスへの愛が障害になってしまうこともある。
そのときに起業家としてどんな選択をするのか?
伸びなさそうと薄々感じている事業に自分の時間や投資家のお金を使うのか?

そんな時に共同経営者と一緒にピボットすることを決めることができるのか、つまりは次の打席に立つことができるのか、チャンスを獲りにいくことができるのか。
この意思決定ができるかどうかは本当に重要なんだなと思いました。

自分は本当に起業家として挑戦できるか?

私が新しく仲間と創業した、株式会社NOWMO。
サービスのベータ版のリリースをしたり、今後のグロースの可能性などを日々考えたりディスカッションしていく中で、会社としてどうファイナンスしていくのか議題に上がります。

そこでの選択肢で上がってくる、投資を受けること。
私たちは、ちょうどこの部分についてディスカッションしているところです。

もしもこの事業がダメだったときに会社をたたむのか?
共同創業者とのチームは解散するのか?
挑戦をやめるのか?

そう考えた時に私個人としての答えは「NO」でした。
いまの仲間と一緒に新しい景色を見にいく挑戦を続けたい、そう思っています。

結論はまだこれからですが、私は挑戦して、ワクワクする人生を歩んでいきたいと強く感じました。

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照井 翔登(TERUI SHOTO)

ファンドレイザー・コミュニケーションデザイナー。
照井デザイン事務所代表
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