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発酵文化研究所(運営:株式会社Career Lab) 一冊の本との出会いをきっかけに、日本の伝統食文化である「発酵食品」の素晴らしさに目覚める。低体温で体調を崩すことの多かった生活から一変、平熱37℃前後の超健康体に。 自身の経験から、日本人の身体に合う伝統的な「発酵食品」を日々の食事に取り入れるだけで「美容と健康」を維持できると伝え残したく「手軽で簡単に続けられる」をコンセプトに活動中。 発酵マイスター、上級食育アドバイザー、薬膳アドバイザー

世界に誇るスーパーフード「味噌」

こんにちは。
発酵文化研究所です。

日本人なら誰もが知っている「味噌」

身近すぎて忘れがちですが、とても栄養豊富。
「スーパーフード」と言っても過言ではないと思っています。

最近では、カップや袋の状態で購入することが多く、
味噌の作り方まで知っている人は多くありません。

先日、小学生達に軽く質問してみたところ、
「味噌は味噌じゃないの?」とのこと。

そうきたかと思わず笑ってしまいました。

味噌は、材料も工程もとてもシンプル。
そして、私達の食生活に無くてはならない存在。
今回は、そんな味噌についてお話させていただきます。

①味噌ができるまで

【材料】

大豆、麹、塩、大豆のゆで汁

【作り方】

1,大豆を煮る(または蒸す)
2,麹と塩を混ぜる
3,大豆を潰し2を均等に混ぜる
4,空気を抜きながら容器に詰める
5,発酵・熟成(作る量によって天地返しを行う)

文字にすると、これだけです。

昔は、味噌が食生活の主要なたんぱく源でしたので、
各家庭で1年分を仕込むといった大行事だったと言われています。

諸説あるようですが、一人一斗(約20kg)×家族分
家族の平均が7人だった時代ですと、
150kg近くの味噌を仕込んでいたことになります。

それだけの大豆を茹でて、潰して・・・
想像するだけでも大変。
重労働です。

今は、手軽に手に入る時代ですが、
食育の一つとして、日本の伝統的な発酵調味料を家族で仕込み、
その変化を観察したり、発酵・熟成の途中で食し、
年月と共に味の変化を経験するのもおすすめです。

同じ大豆と麹を使っても、
その仕上がりに差が出ると言われますので、

「今日は誰が仕込んだ味噌の味噌汁だよ。」

なんていったことをきっかけに、
会話が弾み楽しい食卓になるだけでなく、
食べる物への興味や、
食に向き合うきっかけにもなると感じています。

② 味噌から得られる効果

味噌の主な原料である大豆は、とても良質なタンパク質。

これが麹の酵素によって分解され、アミノ酸やビタミン類が作られます。

このアミノ酸には人間の生命維持に欠かせない、
必須アミノ酸9種類も全て含まれていると言われています。

他にも得られる効果は多く、

・アンチエイジング
・美肌、シミそばかす予防効果
・代謝UP
・腸内環境の改善
・コレステロール値の抑制
・糖の吸収抑制、血糖値上昇緩和
・骨粗しょう症予防
・更年期障害予防

などなど。

これらは、数多くのアミノ酸やビタミン類により、
得られる効果であってスーパーフードと言えると思います。

これを知ると、お味噌汁を飲みたくなります(*^-^*)

私は、その日、冷蔵庫にあるものを入れるだけですが、
タンパク質、食物繊維などバランスよく摂ることができ、
食べるスープとして楽しんでいます。

トマトジュースや豆乳などを入れると、
パンやパスタにも合うのでおすすめです。

あと、なんといっても嬉しいのは手軽で安価なこと。
(発酵の過程を考えると、
もう少し高くしても良いのでは?とも思うのですが・・・)

こんなに良いところだらけの味噌。
取り入れないなんて、もったいないですよね?

③ 細く長く続けるために大切な手抜き。

味噌には、さまざまな効果が期待できると書きましたが、
実際、続けるのは面倒だと感じている方が多いのが現実です。

こんなに、たくさんの効果があるのに、
続けないのは、もったいない!と、
私が10年以上続ける手抜き術を、ご紹介させていただきます。

◆◆ 混ぜ味噌で鍋要らず!マグカップでお味噌汁 ◆◆

【用意するもの】
・好みの味噌(ブレンドしても)・・・150g
・出汁粉(できれば無塩)・・・1袋(20g前後)
※お好みの魚粉や鰹節でも。
・清潔な保存容器

【作り方】
味噌と出汁粉を保存容器の中で混ぜ合わせる。
(味噌の残りが少ない場合は、その容器を使用しても)

「これだけ?」
と、よく言われてしまいますが、そうなんです。

たった、これだけで飲みたい時にスプーンですくい、
お椀やマグカップに入れて、お湯を注ぐだけ。

このままでも、おいしくいただけますが、
お好みで乾燥ワカメやすりゴマ、とろろ昆布などを入れると、
手軽で簡単な、即席味噌汁の完成です。

たったこれだけですが、思い立った時に、
お味噌汁の味と香りに癒されることができます。

おまけにこれなら、
鍋どころか包丁もまな板も必要ありません。

卓上に、混ぜ味噌と乾物をセットしてしまえば、
子供たちも大喜びの味噌汁バイキング。

自身で好きな具を入れて混ぜて楽しむことで、
「今日は何にしようかな。」と考えたり、
「この組み合わせが美味しいよ。」と会話が生まれたり。

ここ数年、欧米でも美容や健康食として注目されるようになった味噌。

輸出量も増えていますので、
このように簡単で食育にもなる方法をきっかけに、
日本の先人が残してくれた伝統食文化に、
興味を持つ方が増えてくれればと願っております。