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発酵文化研究所(運営:株式会社Career Lab) 自身の経験から、日本人の身体に合う伝統的な「発酵食品」を手軽に続けられるようレシピ提供、ワークショップ、食育・腸活アドバイス、各種商品開発を行う。 酒粕料理研究家/発酵マイスター/上級食育アドバイザー/腸活アドバイザー

花粉症対策におすすめの菌活レシピ

いつも、ありがとうございます。
発酵文化研究所です。

少しずつ暖かくなるにつれて、
嬉しい気持ちと共に花粉が……
という複雑な気持ちになる方も。

今回は、私の花粉症経験や菌活レシピを書かせていただきます。

①重度の花粉症からの脱却

2月頃から気になり始める花粉。
症状を感じる方も多くいらっしゃるかと思います。

私は小学生の頃に花粉症になり、
当時のお医者さんに、
「一生治らないと思って」と言われたことが忘れられません。

症状も重く、寝られない日が続き、
鼻も喉も粘膜が荒れていくので咳も止まらず、
花粉症薬のテレビコマーシャルを見るだけで気持ちが乱れていました。

おまけに春だけではなく秋も発症するので、
年間の半分、花粉に悩まされるという辛い状態。

ですが、それから私の食習慣が変わり、
少しずつ腸内環境が整いはじめたことにより、
低体温から脱却するなど変化が見られ始めます。

そして、その頃から、
朝昼晩、欠かせなかった薬の間隔が開きはじめ、
今では全く必要とすることなく過ごすことができています。

そのような例もあってか、最近では、
花粉症と腸内環境の関係性について発表されたりもしているようです。

実際に改善されてみて思うのは得られたものの多さです。

そんな経験をした私だからこそ、
日本の伝統食文化である「発酵食品」を、
取り入れることの大切さや手軽さを、
たくさんの方に、お伝えしたいと考えています。

そこで今回は、腸内環境を整えるのに効果的で、
お子様にも喜んでいただける、
発酵調味料を使ったレシピもご紹介させていただきます。

②腸内環境を整える菌活レシピ

腸内細菌は活動を終えると排泄されてしまいます。
毎日のように出ていく菌を補充してあげることは、
腸内環境を整えるにあたって、とても大切なこと。

以前にも腸内フローラについて書かせていただきましたが、
1つの菌だけではなくさまざまな種類の菌を育てることで、
より効果的な腸内環境を維持することができるのです。

納豆、キムチ、ヨーグルトのように、
そのまま取り入れやすいものはもちろんですが、
手軽でビタミンやミネラル豊富な味噌は本当に最適です。

少し手間に感じるかもしれませんが、
手作り醤油麹も取り入れやすく、
とても万能で使いやすく美味しいのでおすすめしています。

今回は、そんな醤油麹を使ったレシピをご紹介。

◆アレンジ自在。下味は醤油麹だけ。鶏ミンチだね。
【材料】
・鶏ミンチ(ムネ・モモお好みで)・・・300g
・豆腐(絹ごし、木綿お好みで)・・・100g
※無ければ全卵1個
・醤油麹(または醤油、塩麹、味噌でも)・・・大匙1
・片栗粉(又は米粉類)・・・大匙1
※しっかり味をつける場合は大匙2
・生姜(お好みでなくても可)・・・小匙1

【作り方】
1、全ての材料をボウルに入れる。
2、よく混ぜて全体が馴染んだら完成。
※フードプロセッサーがあれば全て入れて撹拌。

【使い方】
・スプーンですくって味噌汁やスープ、鍋物に。
・そのまま炒めて、麻婆豆腐やそぼろに。
・レンコンやじゃがいもの挟み焼き
・椎茸やピーマン、トマトなどの肉詰め
・揚げ肉団子
・ニラや白菜、キャベツなどを入れて餃子に。

などなど、本当に色々と使えて、
食物繊維とタンパク質も一緒に摂れる優れもの。
多めに作って、小分け冷凍しておくのがおすすめです。

③もっと手軽な、ずぼら菌活

とはいえ、とても多忙な日々。
作る余裕がないことも多々あります。

そんな時は、お椀に好みの味噌と鰹節を少しいれ、
お湯を注ぐだけで簡単にお味噌汁の完成です。

私のお気に入りの具は「あおさ」
磯の香りと共に癒しの一杯を楽しむことができます。

さらに身体を温めたいときは酒粕もプラス。
アルコールが気になる時は、
少しお湯を入れてからレンジで加熱。
鰹節とあおさを入れていただいています。

この他にも具材として、海苔や乾燥わかめ、
とろろ昆布や麩など、
食物繊維やタンパク質もプラスできます。

手抜き味噌汁ですが、
味噌のもつ麹菌、酵母菌、乳酸菌などとと共に、
食物繊維と水分も摂ることができ、
さらに、胃腸を温める効果もある優れもの。

ぜひ、お試しいただければと思います(*^-^*)