街角 マチコ

ロシア生まれの電子楽器、“テルミン”の演奏家。 国際的怪電波ユニット“ザ・ぷー”という音楽ユニットで活動する傍ら、テルミン教室“テルミン大学”を主宰。 現在60名ほどの生徒にテルミンを教えている。 ライブではたくさんの人に、教室ではひとりひとりにテルミンという楽器の魅力を伝えるべく奮闘中。 NHKで放映されたサカナクションの音楽番組「シュガー&シュガー」でテルミンを担当。 PV「テルミン・テルミン」⇒ https://www.youtube.com/watch?v=q68rViaWvSU

小学生にもテルミンを! #91

8月30日、昨年に引き続き、世田谷区で小学生対象の夏休み企画、テルミンワークショップを担当させていただきました。タイトルは昨年に続き「まちかどテルミン」。

「電波って何?」というお話と併せてちょっとテルミンを体験するコース、しっかり演奏法を学ぶコースと2種類用意してみました。

というのも、テルミンの音が出る仕組みについては毎回説明しているものの、ふと「自分もよくわかっていないかも!?」と気が付いてしまったのです!

「電波」とか「電磁波」とか「周波数」とか、一体何!?と。

大人の自由研究

一念発起して、少しお勉強しました。題して、「大人の自由研究」!

すると、これまでいかに知らなかったかということに愕然としました。

なんとなく知っていてわかったような気になっている単語。それらの関係性や、もう一歩掘り下げた意味が見えてきましたよ。

電波は、正確には「電磁波」といって、その振動の早さを表したものが「周波数」。

実は「光」も電磁波の一種。これにはびっくりしました!

目に見える周波数帯の電磁波、それが「光」。

例えば、「音」は空気や水がないと伝わらないけど、何もない真空でも伝わるものがひとつだけあるのです。それが「電磁波」。宇宙から太陽の光は届くし、宇宙に行った人工衛星とは電磁波で通信しているよ!

まだまだ全てが理解できたわけではないけれど、点と点が線でつながったような感じ。その感じを味わってもらいたくて、短い時間でしたがそんなお話をしてみました。

画像引用:電波ってなあに? | 通信・エリア | NTTドコモ

  

お昼休みには、世田谷区のスタッフさんも「私もちょっとやってみていいですか?ワークショップ見てたらやりたくなっちゃった。」と、みなさん一通り体験してくださいました。笑

そして、同日の夕方からは子どもからお年寄りまで楽しめるテルミンコンサート。

シーナアキコさんをお迎えして、マリンバやピアノ、パーカションと一緒にお届けしました。

演奏曲は、「アンダーザシー」、「崖の上のポニョ」、「花は咲く」、「オーシャンゼリゼ」、「ルージュの伝言」などなど、おなじみの曲を中心に。

午前中、午後のワークショップに来てくれた子たちもたくさん聴きにきてくれて、手拍子やリズム遊びなども交えて大いに盛り上がりました!

小学生新聞にテルミンが!

今回はこの「まちかどテルミン」のワークショップの部分を、なんと、朝日小学生新聞さんが取材してくださり、9/13号に掲載されました!

すごく丁寧に紹介して下さり、とても嬉しかったです。

朝日小学生新聞のyoutubeでも。

「謎楽器」と紹介されがちなテルミン。

「謎楽器」から「聞いたことある!」への大きな一歩になりますように! 

幼稚園、学校、公民館などへの出張テルミン、承ります!