SHINGO KURONO

1985年生まれ。2006年フランスへ渡りデザインを学ぶ。帰国後国内のデザイン事務所で経験を積み、2015年独立、デザインプロジェクト humar.(ユーモア) に参加。プロダクト、グラフィック、WEBデザインなどジャンルレスにデザイン活動をしている。作る側とそれを使う側の新しいコミュニケーションを模索するTHE HOTEL LINKSや、お茶ブランドTheThéを運営。 http://www.shingokurono.com http://humar.co http://www.thehotellinks.co http://the2.co

生活の明かり

日が落ちるのがだいぶ早くなった。
15:12発名古屋発ののぞみ号に乗り、読みかけの本を開き、リスの心理学についての書評を読みながらあっという間に眠りに落ちて気がついたら新横浜だった。

窓の外の景色は夕暮れ時をすでに過ぎていて、高層マンションの灯りがぽつぽつとつき始めていた。

オフィスビルの窓から見える光の色はだいたい一様で、蛍光灯の青白い光がビル一面に働け働けと言わんばかりに光っている。

マンションの方は蛍光灯の白い光の部屋もあれば、白熱球(の色をしたLEDだと思うけど)の黄色い光の部屋もあって、その部屋に暮らす人たちの暮らしを物語っている感じがする。

光の色温度にはケルビンという単位があって、このケルビンによって、感じる雰囲気や居心地が変わってくる。
ケルビンだけではなく、光の総量をルーメンといい、照らされた面の明るさをルクス、輝度をカンデラという。

ケルビンとルーメンとルクスとカンデラがうまいこと仲良くなれれば、いい空間になるわけだ。

ねぇケルビン、ラーメンを食べた後には、デザートにラスクとカステラはどう?ということになる。

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