はじめまして!
BREW新メンバーとなりました、伊賀組紐の藤岡組紐店四代目藤岡潤全と申します!
名前の読みが難解なので、とある仕事関係の知人が「藤潤」と呼び始め、それが一部で浸透しております。
「藤潤」とお呼びいただければ幸いです!
さて、僕は三重県上野市(現・伊賀市)に生まれ育ち、紆余曲折を経て組紐職人として全国の百貨店や着物のイベントなどで実演販売を行なっています。
大学卒業後に実家に帰り家業を手伝い始めたのが2003年。
もうすぐ職人歴も20年となりますが、職人の世界にあってはまだまだひよっこみたいなものです。
早速ですが組紐の製作はこんな感じでやっています!
高台に乗った藤潤
着物でやってるの?
何の上に乗ってるの?
そもそも何してるの?
というか、組紐ってナニ??
疑問符だらけになりますね(笑)。
ちなみに僕の作っているものはこんな感じ。
なんか見たことのある柄の…
そうです、まさに紐を作る職人なのです!
手で作ってるの?
機械じゃなくて?
なんで手で作るの??
そんな疑問にお答えしつつ、いろいろなお話をいたしますね。
組紐とは?
まずは「組紐」について。
このブログをお読みの方の中には2016年公開の映画「君の名は。」をご覧になられた方もいらっしゃるかと思います。
ヒロインの三葉ちゃんが髪をくくっていた紐が物語の重要な役割を担っていました。
その紐こそが組紐なのです。
おばあちゃん、妹さんと一緒に紐を組むシーンもありましたね。
この紐を作るのが僕の仕事です。
紐は「織る」でも「編む」でもなく「組む」。
だから「組紐」なんですね。
ではこの「組紐」は何に使われるのでしょうか?
僕が作っている組紐は主に「帯締め(おびしめ・おびじめ)」という、着物を着る際に帯を支えるための紐を作っています。
なぜなら多くの帯はこの紐、帯締めがないと落ちてしまうかもしれないからです!
↑↑これは母と妻です↑↑
お腹の部分に一文字にある紐がそれです。
紐一本で帯を支えるので締め心地はとっても大事なんです!
少し違いますが、歩いててパンツやスカートが落ちてはとんでもないことになりますよね?
なので帯締めというのは重要な役割を担っているのです!!
ちなみに僕は三重県伊賀の出身ですが、伊賀といえば忍者。
現在と違って忍者が世の中で活躍していた頃は、この組紐は刀の鞘に付ける「下げ緒(さげお)」として忍者も使っていた、なんていわれもあるんですよ。
忍者の背中の、刀の鞘にチラッと見えている紐が下げ緒ですね!
こういった感じで組紐の用途は本当にいろいろ、多種多様です。
時代に合った使われ方をしてきたさまざまな組紐は人々の生活に密接に関わってきました。
そんな組紐の話も交えつつ、なかなか知ることのできない(?)組紐職人の日常なんかをこのブログでは紹介していこうと思います。
不慣れなことも多いですが、お付き合いいただければ幸いです。
【藤岡組紐店 今後の予定】
※状況により変更となる場合があります
〈2022年〉
5月11日〜16日 梅田阪急(潤全)
5月27日〜29日 きもの円居(恵子)
5月28日,29日 東京キモノショー(潤全)
6月1日〜6日 梅田阪神(かほり)
6月8日〜14日 野口染舗(潤全※土日在店予定)
7月16日〜9月4日 四日市市文化会館(かほり・凛九)
7月20日〜26日 橿原近鉄(潤全)
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