荒井 さやか

北海道札幌市のフリーウエディングプランナー。 結婚という人生の節目に行われる大切な通過儀礼「婚礼」をきっかけに、改めてふたりらしさを引き出しながら今後の人生に役立つ糧を提供することが 私のミッション。 HP: http://www.ccsw.jp/ Instagram:https://www.instagram.com/cocostylewedding/

二人目育児アップデート作戦!その1

前回の投稿に出産間近と綴ってから約2週間。

無事、3月16日に第2子が産まれました!元気な女の子です。たくさんの方にご心配をおかけしましたが、まずは無事産まれて来てくれたことに、ホッとしています。(もう遠い昔のよう…)

計画無痛分娩での出産を決意。出産日があらかじめ医師との相談で決まるということもあって非常に予定が立てやすく、本当に出産前日まで働いてしまいました。(実は出産が始まってからも分娩台でちょっと仕事していたぐらい。(笑))

周りからすると、心配の度を超えるような行動だったため(しかもコロナも流行ってきていましたし…)、いろんな方に相当ご心配をおかけしましたが、じつに私らしい妊娠出産でした。超ハードな妊娠期間を過ごし、ぎりぎりまで働いて、満足のいく妊娠期間を過ごせたことはちょっぴり自信になりました。

産後3日目に撮ってもらったニューボーンフォト。

キャリアとの両立に調整の日々

満足のいく妊娠期間を過ごせた…と書くと、つい、スムーズにこの日を迎えたという記憶に塗り替えてしまいそうになるのですが(ああ、人間ってつらいこと忘れるんだね)、思い返すと第2子を授かり、今日を迎えるまでにはいろんな調整の連続で毎日が必死だったなぁと思い返しています。一人目の育児を経験しているからこそわかるぜ、この先待っているであろう大変な壮絶な日々…!

仕事との両立は、工夫して努力しないとうまくいかないのはわかっていました。なので(ココだけの話)第2子の妊娠が発覚したときは「なんで今なの~!」と肩を落とした瞬間も。(娘よ、ごめん)。

もちろん妊娠したことはうれしいこと。気持ちがついていかなかったのは「タイミング」。仕事が波に乗り、出張なども入れられるようになって、羽が生えたかのように仕事を謳歌していた私にとって、’’このタイミングで妊娠した”という事実はあまりにも唐突な出来事。授かりものというのはまさにこのこと…!受け止めるまでにそこまで時間はかからなかったものの、100%「前向きに受け止める」ようになるまでには少々時間がかかりました。

待てよ、私には経験がある!

しかし、前向きになれない…とくよくよしていても仕方がない!と切り替えてからは早かった。つわりが終わりかけてから、急に前向きになり、夫と家族会議をして一気に調整スタート。そうだ、私には「一人目を3歳まで育てたという立派な経験があるぞ」と思えてからは、急にエネルギーがメキメキと沸いてきて、楽しさも増していきました。

まずはじめにやったことは、一人目の育児の「何が大変だったか」を1個ずつ洗い出していくこと。

冗談抜きに、一人目の産後に夫にメンタルが崩壊して当たり散らしていた私(鬼嫁)。大変だったことなんて山ほどある!絶対に同じ経験はもうするまい。二人目はもっと、もっと上手に乗りこなしてみせるぜ!そんな風に思っては1つずつ、(封印していたダークな)日々を思い返していきました。

(それにしても、いや~人間ってよくできているものですね。ダークな日々を完全に忘れていたから、思い出すのが大変でした)

そしてその一人目育児で学んだことを生かしてアップデートすることを決めて1つずつ実行していきました。

 

二人目育児アップデート作戦その1

出産は痛みを伴ってこそ~の思い込みを手放して、無痛分娩へ!

痛い痛いとは聞いていたけれど、想像の斜め上をいく陣痛!世界中の女の人、これ耐えられるのエライ。もう子供産んだ人全員金メダル!と言えるぐらいつらい陣痛。赤ちゃんが産まれてくるのに必要な神秘的なパワーなのよ!ととある助産師さんがネットに書いてたけど、無事に産まれたから言えるきれいごとなのでは…と私は思っています(ひどいよね。(笑))

私、自分でその立場になるまで知らなかったんですが、出産で一番痛いのは、産んでも大丈夫という状態になるまで「耐える」時間なんですよね。もう高校生のときにあった耐久レース(12キロ)を3本連続で走ったぐらい疲れた。しかも骨盤がたがた、産道切れまくり、痛い。発する言葉は痛いしか言葉が見当たらず。しかも旦那の腕にはアザができるぐらい腕を握りしめていたようですし。

産まれてきたときに「感動!」というよりは「放心!」だった私は、二人目はもっと心穏やかに迎えたいと一人目の産後のときに思っていたのを思い出しました。

二人目を産むときには、できればパパと上のお姉ちゃんと一緒に笑顔で迎えたいなと思い、計画無痛分娩ができる病院を探しました。いろんな考え方があるようで、先生によって大切にしていることもさまざま。調べまくって、ちゃんとリスクやメリットも納得した上で、病院を選びました。

もちろん、何も悩まずにこの選択ができたわけではありません。「親の都合で誕生日を勝手に決めててもいいものか」と思っては落ち込んだり、「出産は痛みがあるからこそ素晴らしいものなんじゃないか」という呪縛から抜け出せずにいたのも事実。(上のお姉ちゃんを痛みMAXで産んでいるからその経験を肯定したかったのかもね。)

結果的には、ほとんど痛みも感じず回復も早かったというメリット以上に、冷静にこの妊娠出産に向きあえたことで、これからの育児が楽しみ!という気持ちで溢れていたのはとてもよかったです。(一人目のときは、出産がこんなに大変ならばこれから先も大変なんだろうなと勝手に、妄想でエンドレスネガティブ思考ループに陥っていましたからね。これまた人間って不思議ですね、勝手にネガティブモードにもなれる。厄介…)

また、上のお姉ちゃんとの時間も、産後に我慢させることもなく、元気に向き合えたのもよかった。体力も時間も上手に温存して出産に挑むことができて、満足度がとても高かったです。

元気に産まれてきてくれてありがとう。

どんな出産にも危険は伴うものですが、まずは元気に産まれて来てくれたことに感謝。親の決断についてきてくれた我が子へありがとう。元気な産声を聞いたときは、やっぱり涙が出ました。

今はコロナで大変な世の中ですが、私はぎりぎり3月に出産だったため、幸いなことに家族でこの幸せな瞬間を迎えることができました。今は、病院もどこも面会もできず、出産に立ち合いができない妊婦さんはきっと、寂しくてつらい時間を一人で耐えているんだろうなと思うと、胸が痛みます。

これから先、どんな未来が待っているのだろう。コロナの騒動が大きくなってから、未来に対して漠然とした不安もあり、眠れないぐらいの恐怖を感じた夜もありました。だれもがいま、そのような不安を抱え、必死にがんばっていることと思います。

大変な世の中だけど、元気に産まれてきたあなたを見ると、どうか未来が幸せなものであってほしいと強く願うばかりです。小さなあなたが大人になったときに、誇れる未来であるように。いま、大人である私たちが、力を出して、知恵を絞って、少しずつがんばっていくしかないですね。

そんなことを思った生後1か月の記録でした。

長くなったので、二人目育児アップデート作戦パート2はまた次の記事に書きます!

それでは、本日はこの辺で。
ではまた!

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荒井さやか(http://www.ccsw.jp/
1984年5月21日生まれ。北海道札幌市のフリーのウエディングプランナー。ふたりらしいオリジナルウエディングをプロデュースするCoco style WEDDINGを運営している。結婚という人生の節目に行われる大切な通過儀礼「婚礼」をきっかけに、改めてふたりらしさを引き出しながら今後の人生に役立つ糧を提供することが 私のミッション。

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