さなえごはん

いつものごはんにひとつまみのときめきを。 お料理を、作ったり考えたり伝えたり届けたり。 アルコールの優先順位高めで生きてます。                    ◆Twitter http://twitter.com/sanae_foodgeek ◆Instagram http://Instagram.com/sanaegohan

クリスマスホームパーティは、ちょい手間&お気軽なこんな料理で。

12月に入ると、毎年のことながら行事やTODOリストに追いかけられるような心持ちになります。

ひとつひとつの予定について「あるなぁ…」とぼんやり思っているだけではなく、あらかたの目鼻をつけておくと多少気が楽になるというもの。

気ぜわしい時期だからこそ、少しでも計画に手を付けておくといいんじゃないかなと、自らに言い聞かせながら、クリスマスにおすすめの料理をご提案。
(*各画像やキャプションに、詳細へのリンクを貼っているので参照ください)

 

■ごちそうサラダ

 

 

普段の食卓にもよく登場するサラダ。いつもよりごちそう感を持たせたい場面では、こんなことをポイントに作っています。

・葉を数種類混ぜる
基本になる葉野菜(レタスやサニーレタス)に、形や色、風味の違う葉を混ぜると、いろどりよく食べ応えのあるサラダのベースになります。
混ぜる葉としては、ベビーリーフ、クレソン、ルッコラ、わさび菜や、ディルやミントなどのハーブを。
今の季節だと、春菊や白菜のやわらかい葉の部分を混ぜるのもおすすめ。

・具材を加える
ベースの葉野菜に、具材を加えるのもごちそう感アップのポイント。
食感違いの野菜類(茹で野菜(アスパラ・ブロッコリー・ポテトなど)、焼ききのこ)、たんぱく質(茹で玉子・茹で鶏・炒めたベーコン・スモークサーモンなど)などを思いつきます。
アンチョビフィレを1枚ずつか半分に切って散らすのも、おつまみっぽさとおしゃれ感が増すので好きです。

・トッピングを工夫する
最後に何かトッピングするのも、ごちそうサラダに欲しい要素。
程よく刻んだナッツやフルーツ、ハードチーズをけずったりピーラーで削いだものもよく使います。
また、赤や紫の色が入ると洗練された雰囲気になるので、紫玉ねぎや赤い大根、ラディッシュの輪切りなどを散らすのも素敵です。

・ドレッシングと和えてサーブ
もし食べる直前にサラダを組み立てる余裕があるなら、葉野菜をドレッシングで和えて盛りつけると、レストランで食べるサラダのような気分が出ます。
時間が経つと葉がしおれてくるので、その心配がある場合はドレッシングは別添えで。

 

■フルーツカプレーゼ

 

 

 

「カプレーゼ」というとスライスしたトマトとモッツァレラチーズを交互に挟み、バジルと塩、オリーブオイルを散らしたものが定番。

私はこれを勝手にアレンジして、トマトの代わりにフルーツを合わせる「変化球カプレーゼ」にすることが多いです。

モッツァレラチーズも包丁でスライスせず、ひと口サイズのボッコンチーニにしたり手でちぎったりして、カプレーゼのイメージから少し変えて。丸ごと添えて、食べるタイミングで切って和えるのもおもしろい提供の仕方です。

モッツァレラチーズは室温に戻すことでミルキーさを楽しめるので、事前に冷蔵庫から出しておいて調理するのもおすすめ。

 

■レバーペースト

 

 

「おうちでこんなの楽しめちゃうの?」というクオリティに作れる、お気に入りの前菜レシピです。

一見面倒そうに見えますが、
・野菜を炒める
・レバーを茹でる
⇒合わせてブレンダーで混ぜる
という単純な手順なので、ワインを楽しまれる方には試してほしいなぁ。

 

■チキン料理

・チキンソテー 焼きトマト添え

 

これは、しょっちゅう作っているチキンソテー。
簡単だけど、チキンと一緒に焼くトマトの赤と相まってクリスマスっぽさも十分。

・ローストチキン

 

 

ソテーよりも手を掛けられるなら、ソミュール液に漬けてからオーブンで焼くローストでも。

使い慣れない食材に尻込みしてしまいそうですが、「漬けておく→オーブンで焼く」という単純な手順なので、この機会に挑戦してみて欲しい。
ジューシィでしっとりと、特別な日のメインにふさわしいチキン料理です。

***

いつもより少しいいワインを用意して、定番のクリスマス映画を流しながら準備する、そんな時間が気分を盛り上げたりもするのだよな、と、なんとなく特別な空気ただようあの夜を思います。

さて、どんなメニューにしようかな。もう少し迷ってみよう。