SHINGO KURONO

1985年生まれ。2006年フランスへ渡りデザインを学ぶ。帰国後国内のデザイン事務所で経験を積み、2015年独立、デザインプロジェクト humar.(ユーモア) に参加。プロダクト、グラフィック、WEBデザインなどジャンルレスにデザイン活動をしている。作る側とそれを使う側の新しいコミュニケーションを模索するTHE HOTEL LINKSや、お茶ブランドTheThéを運営。 http://www.shingokurono.com http://humar.co http://www.thehotellinks.co http://the2.co

しゅどー

茶道とか華道とか香道とか書道とか、日本の文化には〇〇道というものがある。
書道というのはそれだけで一つの単語のようになっていて、馴染みが深い気がする。
色で言うと黄色みたいな立ち位置だ。赤!とか青!と言うのに、黄!とはあまり言わずに黄色と言ってしまう。

酒にもあっていいようなものだなぁと思って調べてみると、あった。

酒道。

そしてどんな内容なのか気になって本を買った。
酒道には公家流と武家流とがあって、おちょこの持ち方もそれぞれ違うのだそうだ。

公家流は左手の人差し指と中指でおちょこの糸底(底の円形の部分)をはさみ、親指でちょこの縁を支え、反対側を右手の人差し指、中指、薬指を揃えて添え、武家流は親指と人差し指でちょこの縁を持ち、薬指と中指で糸底を挟むのだそうだ。

ワインを注いでもらうときはグラスを持っちゃダメ、とか海外のマナーには敏感でも、日本酒の粋な飲み方を知らないなんて。
渋いおじさんへの第一歩です。

Shingo Kurono

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酒道 酒席歳時記 単行本 – 2010/2/1
國府田 宏行 (著), 笹書房 (編集)